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「宮教大防災Week」 最終日25日の模様です。

1月21日から5日間の日程で開催された「宮教大防災Week」も、25日の3講座で閉会いたしました。
非常に寒い中、連日多くの方に足を運んでいただきました。ありがとうございました。


最終日25日の様子です。

(1) 学校防災と地域防災の連携推進者 SBL
佐藤 健 東北大学災害科学研究所 教授 aerweek_5-1.JPG 震災前から訓練を行っていた学校、また学校・家庭・地域が連携して総合防災訓練を行っている学校の例を取り上げ、地域住民が日常的に学校を支援している「地域とともにある学校づくり」のお話しをいただきました。
地域が教育において果たす役割として、地域素材を掘り起こし防災教育との連携をはかっていく、地域と学校の連携を推進していくことがあり、地域に地域防災の推進者(SBL)を育て支援システムを作っていくことが必要というご講演でした。


(2) いのちと地域を守る
武田 真一 河北新報社 編集局次長 aerweek_5-2.JPG 震災後の約3年間、絶望・希望・悲しみ・喜びも含め様々なことがあり、課題も山積しているが、現時点で最も大きな課題は「格差と分担」である。被災者と非被災者間だけでなく、被災者の間でも段階が進むにつれ格差が拡大しているが、格差で分断してはいけない。
「忘れない」というのは誰のためなのか。震災のことを考えるのは負担であるという声もあるが、「忘れない」のは次の災害に備えるため、自分や自分の家族を守るためとエゴイスティックに考えて欲しい。
震災は「自分の仕事・活動はいのちに関わっている」とわかった契機であった。報道もそうであった。全ての人の仕事や活動は、人の命に関わっているということを認識してほしい、というご講演でした。


(3) クロージング 『東北から語り継ぐ未来へのメッセージ -3.11の経験から』
パネリスト: 佐藤 健 東北大学災害科学研究所教授、武田 真一 河北新報社編集局次長、瀬尾 和大 宮城教育大学 教育復興支援センター副センター長
進行: 小田 隆史 教育復興支援センター 特任准教授 aerweek_5-3.JPG 「ポスト2015年問題」(2015年・年度に国連防災世界会議、復興事業や仙台市地下鉄東西線工事などが一区切りついてしまうため、その後様々なことが下火になることが予想されること)を考え、阪神淡路大震災や奥尻島津波の例を手がかりに、下記視点で考えました。

  • 学校における防災教育の重要性
  • 自然災害における地域特有の問題は何か
  • 3.11から4年後に開催される第3回国連防災世界会議
国連防災世界会議で何を発信するのか、今後の復興をどうしていくのかと考える。地域における学校の役割は大きいと震災で再認識し、教育界、宮城教育大学にはこの学校と地域の連携を支える教師を輩出する責務があるのではないかというご指摘をいただきました。


 
連日寒い中、足を運んでいただいた方々、またご協力いただきました講師の方々には重ねて御礼申し上げます。
今回の講座は本事業として、また宮城教育大学としても初めての取り組みでした。今後もこのような取り組みを続け、「地域と学校」を軸に本事業や宮城教育大学の果たす役割を推進していきたいと思います。